株式会社マスダック

台湾・高雄で地元素材にこだわったジェラートどら焼を販売

小露吃 郭 人豪様、李 東祐様
大腸堂小食舗 陳 琡分様

台湾の南側に位置する都市高雄で、ジェラートどら焼を製造、販売している「小露吃」様、「大腸堂小食舗」様にお伺いしてきました!
どら焼の皮の生産に、卓上パンケーキクッカー(SDR-SE-TT)をお使いいただいています。

2023年の春、台北で行われた講習会に参加したことが、導入のきっかけだったそう。ジェラートをサンドしたい郭さんと、どら焼生産の効率化を図りたい陳さんで共同購入することを決めた。
陳さんがどら焼を、郭さんはジェラートをつくり、2つを合わせたジェラートどら焼をイベント等に出展して販売している。

左から陳さん(大腸堂小食舗)、郭さん(小露吃)、李さん(小露吃)

イベントでの販売の様子(小露吃様Facebookより)

郭さんのジェラート店「小露吃」の創業は1945年。祖母の代から続いている。
ジェラートは台湾の地元素材にこだわり、マンゴーや、チョコと台湾バナナ、烏龍茶など、様々なフレーバーがある。
子供にはいちご、大人には烏龍茶やライチが人気という。
10月初めに行われた東京農業大学第二高等学校と高雄市の交流会では日本式の商品として、日本から来た約300名の生徒と高雄市長にジェラートどら焼をふるまった。

交流会で使用した商品パネル

ジェラートをたっぷりとサンド(小露吃様Facebookより)

ちまきで使う笹の葉でくるんで仕上げる。食べやすく、見た目もきれいで、環境にも配慮。1個99台湾ドル(約460円)

ジェラートは素材の風味がギュッと詰まった濃厚な味

陳さんの「大腸堂小食舗」ではフェイスブックを使ってオーダーを受けた洋菓子を製造・販売して発送する、受注生産の方式をとっている。どら焼には桃風味のバタークリームをサンド。クリームに使う桃ジャムも一から手作りしている。
はじめはガスでフライパンを使ってどら焼の生地を焼いていたそう。火加減のコントロールが難しく、また大口の注文に困っていたところ、卓上パンケーキクッカーに出会い購入を決意した。以前は1日に100枚が限界だったが、今では生産能力が4倍にアップした。

大きめに焼いたどら焼の皮をひっくり返す

自家製桃ジャムがふんわりと香るバタークリームをサンド。冷凍で発送して自然解凍で食べる。半解凍の状態で食べるのも美味しいという

「メイドインジャパンに惹かれました。銅板だときれいに焼けて、温度が一定に保てるのでとても助かっています。週に3回ほど、多いときで一度に100個分(200枚)つくります。今はまとめて焼いたどら焼の皮を持って行って、現地でジェラートなどをサンドして販売していますが、機械がもっとコンパクトになると、現地で焼くこともできてもっといいですね。台湾は屋台文化がありますが、屋台でもガスは使えないので電気式は魅力です。110V(台湾の家庭用電源)のバージョンが出てくれると嬉しいです」

どら焼の皮の原材料は卵、砂糖、はちみつ、粉、牛乳、重曹。シンプルだが、地元産の厳選した素材を使っている。焼きあがった皮は歯切れがよく、ジェラートやバタークリームとマッチしている。また、最後にふんわりと香る、カステラのような独特の風味と優しい甘さが特徴的だ。

「バスクチーズケーキを作っているときに鶏卵からアヒルの卵に替えたところ美味しかったので、どら焼の生地にもアヒルの卵を使っています。また、地元の砂糖『虎尾糖』は昔ながらの製法で、上白糖やグラニュー糖とは違う色や風味があります」

虎尾糖。黒糖のような香りと優しい甘さがある

どら焼の皮は2種類のサイズを準備。お玉のサイズでつくり分けている(大きい方がジェラート用、小さい方がバタークリーム用)

「台湾の良いものを使って美味しいものを届けたい」という思いを感じる取材でした。弊社の設備がお役に立てていることをとても嬉しく思います。
皆さん温かく取材を受けていただき、本当にありがとうございました!
取材日:2023年11月2日

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