ご活用事例
- オーブン
- クッキー
- サブレ
株式会社ひよ子 様
創成から112年にわたる土産菓子のロングセラー「名菓ひよ子」を主軸に代々、進取の精神で成長してきたひよ子では、ココロとカラダに健康と幸せを提供することを目指して2023年、「ウエルネスひよ子」プロジェクトを始動。その第一弾として三大アレルゲン(卵・乳・小麦)フリーの米粉養生菓子「hiyoneシリーズ」を立ち上げ、2024年、地元の九州産米粉を使った野菜のクッキーとカップケーキ、食パンを発売した。石坂淳子社長は約12年間取締役等を歴任後、社長となり今年で15年。東京ひよ子の社長も兼務している。
初代・石坂直吉は、福岡県飯塚市で1897(明治30)年に開業。その後、福岡市天神、東京へと進出し2都市を拠点に販路を広げ、ひよ子は全国的に知られる名菓となった。だが、バブル崩壊以降、売上は低迷。その試練の最中、淳子社長は入社し、新たな視点や感性で変革をもたらしてほしいという四代目の想いから2009年舵取りを託された。
新たに「名菓ひよ子」を打ち出すために、福岡と東京の差別化を図り、地域性を強調した季節限定の「季ひよ子シリーズ」を開始。機械化も進めて、現在3番人気の「ひよ子のピィナンシェ」をはじめ、付加価値の高い商品を次々と開発した。そして、新たにメセナやCSRの活動も開始した。
今後も地域に根差した企業として、未来に向けて事業を展開する。日本の将来を見据え、社会の課題に応えて、幅広い世代に必要とされる商品を提供し、皆様に愛される会社であり続けたいと願っている。
所在地:福岡県福岡市南区向野1-16-13
URL:http://www.hiyoko.co.jp/
掲載号:マスダックニュース2024年8月号
トンネルオーブンライン(STO)
「ウエルネスひよ子」プロジェクトの第1弾として発売された米粉養生菓子hiyoneシリーズの「米粉のクッキー ひよね」の生産に、2023年、トンネルオーブンを導入。コンタミ防止を徹底し、卵・乳・小麦不使用の専用エリアに設置している。超音波カッターでひよ子形にカットされたクッキー生地は、トンネルオーブンで焼成される。オーブン入口にはテフロンシートの給紙装置があり、テフロンシートに乗せて焼成。出口側で巻き取ったシートは再利用されている。現在は、週に2日稼働し、1日に2種類を生産。専用ラインのため人員は2~3名の体制となっている。6種類のクッキーは、配合に合わせた温度設定となっており、設定は登録してある。その日の状況に合わせてタッチパネルで微調整でき、使いやすく安定した品質に満足されている。
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サクッとしっとり食感の野菜クッキー「米粉のクッキー ひよね」。6種類の野菜を使用し風味豊かで色鮮やかなひよ子形のクッキー
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米粉養生菓子hiyoneシリーズ「米粉のカップケーキ ひよね」は、食物アレルギー表示の特定原材料等(28品目)を使用していない。とうもろこし、にんじん、グリンピースの3種類あり、当社充填機を使って生産している
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「米粉のクッキー ひよね」専用のトンネルオーブン。焼成したクッキーは、クリーン・クーリングトンネルで冷却され包装工程へ
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「ひよ子サブレー」はバンドオーブンを使って生産。新商品の米粉入り「ひよ子のSAKUSAKUサブレー(コーヒー味)」のほか、フレーバーで彩ったサブレー「DOUX D'AMOUR」にはストロベリー、キャラメルオレンジ、ピスタチオ、金胡麻、コーヒーの5種類ある
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蒸し饅頭「三色雪花」
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蒸し饅頭「三色雪花」などの蒸し製品の生産に稼働しているファインアップボックススチーマー。3台並べて設置されている。上生菓子の仕込みや器具類の殺菌にも活用
関連情報
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