ご活用事例
- どら焼き機
- どら焼き
有限会社鶴屋鷹山 様
大阪府和泉市の新興住宅地、はつが野に本店を構えて9年になる「餡焚き屋中井」。鶴屋鷹山としては、2024年で創業55年になる。もとは大阪市九条の商店街で、曾祖父の代から続いている。2005年に九条の家と店を引き払って心機一転、「餡焚き屋中井」として再出発することになった。
甘過ぎない小豆の香りがするあんこを食べて和菓子を好きになってもらいたいという願いから餡炊きを強みとして打ち出し、”焚き”の字に旧姓の中井を付けて店名にした。
オープン後には、看板となる「雷ドーナツ」も誕生し、商品の人気とともに店の評判も広まっていった。しかし、店の将来や父親の病から家業を継ぐ覚悟を決め、偶然見つけた子育て世帯に人気の土地に2015年、はつが野本店をオープンさせた。
商品では、ギフトを強化し、洋菓子ではあんこの生産量を考え、あえてあんこを使わない和素材を活かして開発。どら焼ではレシピ改良とともに洋菓子寄りの生地の特徴が伝わるように商品名を「ぱんどら」に変えるなども行った。さらに客の要望やスタッフの意見、自身の出産などの経験も活かして、「めだかやき」や「はれのひさん」といった従来の和菓子を進化させた独創的な魅力ある商品を次々と生み出してきた。
今後も多くの方に和菓子を好きになってもらえるように、いい素材を使って妥協せず、試作を重ね、スタッフみんなで自信をもっておいしいといえる商品、おいしかったと喜んでまた来ていただける和菓子屋を目指したい。
所在地:大阪府和泉市はつが野3-12-7
URL:http://www.antakiyanakai.com/
掲載号:マスダックニュース2024年12月号
小型どら焼機(SDR-SGA-14)
2024年9月、こだわりの自家製餡を使ったどら焼の生産に小型どら焼機を導入。以前は、百貨店での実演販売をしていたため電気式の小型どら焼機(銅板10枚タイプ)を使っていたが、量産化を目的にガス式の14枚タイプへ更新された。 店内から見える工房内に設置されており、以前の実演販売スタイルは変えていない。1日に約500個、ふっくらと焼きあげた洋風の皮であんをサンドしたどら焼「ぱんどら」や生クリームを合わせた生どらのほか、季節商品の「めだかやき」の生産にも活用されている。 以前は老朽化もありトラブルが多くメンテナンスが大変だったが、ガス式に更新しランニングコストも低減され、メンテナンス性も向上。量産化も実現できたため、今後は新しい製品も開発していくお考えだ。
-
こだわりのあんを使ったどら焼「ぱんどら」と生どらの定番商品「クリームの生どら」と限定商品「きなこクリームの生どら」
-
小型どら焼機生産の様子
関連情報
マスダックニュースお試し版
ご活用事例は、ユーザー様向けにお届けしている弊社発行の広報誌「マスダックニュース」に掲載されています。お客様のトップインタビューをはじめ、菓子・食品づくりに関する多彩な情報を提供しており、ここではお試し版をご覧いただけます。冊子による定期送付をご希望の方は、専用フォームよりお申し込みください。
お試し版を見る(PDF形式) 定期送付のお申し込み