ご活用事例
- オーブン
- デポジッター
- カップケーキ
株式会社ナンポ― 様
2023年春に発売された「薔薇甘紅芋」を手掛けるナンポ―は、1984年に土産品卸会社として設立し、1999年に菓子製造を開始した。量産体制を整える一方、塩の製造所や農作物の加工所を関連会社として沖縄県産素材を生かした商品展開をしている。
「食べる花束」をコンセプトとした薔薇甘ブランドは『日経トレンディ』2023年10月号の「”空港発”ヒットランキングで全国1位に輝き、2023年11月には、珍しい沖縄県産苺を使った「薔薇甘苺」を第2弾として発売した。
2016年に社長に就任した安里睦子社長は、理念として「もっとお菓子を楽しもう!」を掲げ、包装も商品もカラフルに刷新して、選べる楽しさも充実させてきた。
コロナ禍には「観光の回復を当てにするより、その先を見据えて次の一手の開発にチャレンジしよう」と方針を掲げ、倉庫だった工場1階に新たな生産ラインを構築することを決めた。
約2年を費やし「薔薇甘紅芋」を開発し、その過程で得た経験を糧に、さらなる一手も次々と打ち出している。
2023年には「体に足し算」をコンセプトに沖縄県産のおからを使ったビスケット「+TASUTO」を発売。ウェルネス商品として県内の調剤薬局やスポーツクラブでの販売を皮切りに、全国へと展開する計画だ。
今後も沖縄の観光菓子メーカーを脱する総合菓子メーカーを、全社一丸となって目指し、チャレンジして進化し続けたいと考えている。
所在地:沖縄県那覇市曙3-21-2
URL:https://e-nampo.com/
掲載号:マスダックニュース2024年4月号
全自動カップケーキライン(SD3,STO)
2022年12月、「薔薇甘紅芋」の生産に向けて全自動カップケーキラインを導入。 現在、薔薇甘シリーズとして「薔薇甘苺」の生産にも兼用し、1日5人体制で焼く1万5千個を生産している。 設備導入にあたっては、トータルでサポートできる体制を構築した。 導入後のフォローに対しては「使う側の視点に立った対応」との評価を得た。 全自動カップケーキラインは、充填機を予め1台多く備えるなど、将来の活用を見据えたラインを構成。 薔薇甘を2種生産する日も、切り替え時間の短縮に活かされている。 また、すでに機械を活かした商品開発も進めている。
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紅芋のスイートポテト「薔薇甘紅芋」と苺を使った「薔薇甘苺」
紅芋のスイートポテト「薔薇甘紅芋」と苺を使った「薔薇甘苺」
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カップディスペンサーでカップを供給しカメラで検査。その後、2種類の中味を絞る
カップディスペンサーでカップを供給しカメラで検査。その後、2種類の中味を絞る
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「薔薇甘紅芋」生産の樣子
「薔薇甘紅芋」生産の樣子
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オーブンから出た薔薇甘は、冷却コンベヤで冷ました後、取り出され、カップ蓋供給装置へ
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自動でカップの蓋をした後、包装工程へ送られる
関連情報
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