ご活用事例
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有限会社シロヤ 様
シロヤは九州第2の都市、北九州市で創業以来74年愛され続けている人気ベーカリーだ。
1950年、八幡市の市場内で開業し、8年後、社宅で賑わう地区に「シロヤ」を開店。60年代には商業集積地の黒崎市に本店を。70年代には、小倉駅前に間口の広い店を構え、独自の商品も増やし現在に至る人気の礎を築いた。
多い日には1万個が売れる「オムレット」と「サニーパン」は“北九州市民のソウルフード”と呼ばれるロングセラーの看板商品。
「オムレット」は由布子社長が1964年に初代の父・奥山信次が我が子の手を見て「その手で食べられるお菓子を」と開発した。厳選した新鮮素材にこだわりながらも価格は抑えた商品は手土産や差し入れとしても評判が高い。
冷凍設備を完備したセントラル工場を2023年の春に開設し、1階は24時間体制で「サニーパン」など4種類のパンを生産、2階では充填機を導入して手詰めしていた「オムレット」のクリーム充填をメインに行っている。
今後は、「シロヤがあるから北九州に来てください」と言えるような事業を計画し、千年続くベーカリーという理想に向けても邁進していきたいと考えている。
所在地:福岡県北九州市八幡西区黒崎2-6-15
URL:https://shiroya-pan.com/thought/
掲載号:マスダックニュース2024年1月号
システムデポリー(SD3-1U45-I)
シロヤの看板商品「オムレット」のクリーム絞りに、システムデポリーを活用している。2023年の春にセントラル工場を新設し、生産の効率化を目的に導入された。1日約6時間稼働させ、多い日は約1万個を生産している。 導入前は、各店舗にて手作業でクリームを詰めていたが、現在は、すべて新工場にて中味絞りを自動化した。絞ったあとは手作業で包み、その後包装して各店舗へ配送している。「作業を集約し自動化したことで、効率よく生産できています。店舗での作業がなくなり、その時間を別の仕事に当てることができました」と店舗全体の効率化にもつながり喜ばれている。 オムレットは定番のクリームのほかに、練乳苺や塩ミルク餡など数量限定のラインナップや期間限定の味もある。しかし、その中味はまだ手で詰めているため、「それも自動化したい」。また、システムデポリーは兼用できる仕様となっているため、「オムレットの生産終了後、別の製品の生産にも使っていきたい」とさらなる活用もお考えでいる。
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ロングセラーの「オムレット」
直径70サイズと小ぶり -
「オムレット」生産の様子
「オムレット」生産の様子
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クリーム絞り
クリーム絞り
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コンベヤの端には、皮を定位置に並べるためのガイドがある
関連情報
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