ご活用事例
- どら焼き機
- どら焼き
株式会社虎屋菓子舗 様
株式会社虎屋菓子舗は、「水郷」「小江戸」と称される千葉県香取市の佐原で、1657年(明暦3)より366年続く老舗菓子屋。
伝統を踏まえながらこだわり尽くした「とらやき」を看板商品として復刻した。
材料や味の吟味はもとより、皮づくりでは、虎模様のメリハリをつけ、ふわふわとした繊細な毛並みを表現するため、生地を焼く際に敷く紙も試行錯誤を重ね、完成に漕ぎ着けた。
また、安定生産とその先の商品展開を見込んで、小型どら焼き機も導入した。
店の理念「藍心道」と共に新たに「健康経営」と「SDGs」を経営方針に掲げた体制づくりや人材育成にも力を入れている。
特にSDGsのフードロスの取り組みから、大正時代に洋菓子風のモダンな商品を作っていたことも回顧し、形が不揃いなとらやきの皮を丸い型で抜いて、2枚でクリームやフルーツソースを挟み、カップケーキに昇華させた「TORA3°」という商品を開発。
外側のリング状の皮も素焼きにして「虎スク」として商品化し、余すところなく活用している。
リニューアルから2年。今後も「とらやき」に続く伝統の商品を新たな発想で復刻し、商品力をつけ、海外への発信を目指している。
所在地:千葉県香取市佐原イ1717-2
URL:https://toraya-coedo.co.jp/
掲載号:マスダックニュース2023年10月号
小型どら焼機(SDR-SGA-14)
2020年12月に小型どら焼機を導入。看板商品「とらやき」や「どらやき」の生産にお使いいただいている。 週に4日、1日およそ900個(1800枚)のトラ焼を生産。つぶ餡、つぶ餡バターの他に、クリームなどを入れたチルドのカップデザートや、ラスクなどトラ焼をベースに様々な商品を展開している。ラスクはカップデザート用にくり抜いた残りの生地などをオーブンで再度焼成し商品化している。 「トラ焼を看板商品として復活させたいという思いがあり、小型どら焼機を導入しました。量産できるトラ焼の生地から派生して色々と商品を展開しています。今後も、いかに小型どら焼機を活かすかを軸にして新しい商品を考えていきたいです」とお話しいただいた。
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「とらやき」生産の様子。焼き板の上に紙を敷いて生地を焼成
「とらやき」生産の様子。焼き板の上に紙を敷いて生地を焼成
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紙をはがすと鮮やかな模様があらわれる
紙をはがすと鮮やかな模様があらわれる
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「とらやき」「とらやきバター」
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「どらやき」
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生クリーム、フルーツソース、つぶ餡を入れた「TORA3°(ルビ:トラサンド)(オレンジ、レモン、ストロベリー、ブルーベリー)」
生クリーム、フルーツソース、つぶ餡を入れた「TORA3°(ルビ:トラサンド)(オレンジ、レモン、ストロベリー、ブルーベリー)」
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くり抜いた生地をオーブンで焼成してラスクに
くり抜いた生地をオーブンで焼成してラスクに
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トラ焼のラスク「虎スク」
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