ご活用事例
- どら焼き機
- どら焼き
株式会社たけや製パン 様
たけや製パンは、多くの県民が誇る秋田随一の製パン会社。
バナナと生クリームをスポンジケーキで包んだ「バナナボート」をはじめ、マーガリンとイチゴジャムをサンドした「アベックトースト」、甘さを抑えたコーヒークリームが特徴のコッペパン「コーヒー」、魚肉ソーセージフライとコールスローとナポリタンの3種類を挟んだ惣菜パン「学生調理」などは、世代を超えて愛されているロングセーラである。
創業以来72年、そんなバラエティーに富んだオリジナルの商品を次々と生み出し、米どころにパン食の楽しみを広め、近年はその評判が全国にも広まっている。
秋田市内の本社工場では、他社委託品や和洋菓子を含め年間400種近い商品を製造。パン類の県内市場占有率6割以上という。
中でも定番商品は根強く、ダントツの人気を誇る「バナナボート」はチルド商品ながら半世紀余りも右肩上がりに売れ続けている。
また、「たけやのパン」は学校の給食や購買でもお馴染みで、県外に出て初めて他県にないと気づく人も多いそうだ。仕送りの定番でもあり、元県民には「懐かしい」と慕われる、まさにご当地自慢のソウルフードである。
一方で、県内の教育・スポーツ・文化関連の団体のコラボ企画を定番商品で多数手掛けており、毎年幾つかの高校に出向き、生徒と生地や中味を変えて開発する限定商品は、秋の恒例企画にもなるなど、新商品開発にも積極的に取り組まれている。
創業以来の「良品廉価、顧客本位」を基本理念に、地域の人々の幸せづくりに貢献できる「おいしさ創造企業」を目指している。
所在地:秋田県秋田市川尻町字大川反233-60
URL:https://takeyapan.co.jp/
掲載号:マスダックニュース2023年8月号
全自動どら焼機(SDR-KAM)
2023年2月に全自動どら焼機を導入。 以前は焼成機のみをお使いいただいていたが、フィリング充填、サンドまでを自動化し、能力アップしたフルラインに更新した。 導入後からアイテム数を増やし、パンケーキ、どら焼合わせて7種類の商品を生産。朝8時から夕方5時まで、切り替えながら毎日生産されている。 「以前は焼成した皮を番重取りしてからフィリングを挟んで包装していたため、製品いよってばらつきや乾きが発生していましたが、生地充填から包装までの一貫生産ラインにしたことで品質が上がりました。焼きの調整もしやすくなり、皮の焼き色やボリュームもよくなりました」 生産体制について、以前は10人必要だったが、現在は3人生産が可能になった。 「省人化でき、助かりました。今後も工場全体で省人化、効率化を進めていきたいと考えています。また、全自動どら焼機を活用して新商品開発を行っていきたいです」とお言葉をいただいた。
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「ホットケーキ 粒あんグッディ」、「アベックホットケーキ」、秋田市大森山動物園とコラボした「オモリンのホットケーキ」
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左:男鹿半島の塩を使った2023年春の新商品「塩どら」 右:「餅どら」
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「アベックホットケーキ」生産の様子
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2台の中味充填機でジャムとマーガリンを絞る
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2つ重ねてそのまま包装機へ
トンネルオーブン
1973年製のバンドオーブンが現役稼働している。シートケーキやシューパフの焼成にお使いいただいている。
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稼働中のバンドオーブン
関連情報
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