ご活用事例
- オーブン
- クッキー
中山製菓株式会社 様
中山製菓は1952年に渋谷区笹塚で創業。栃木県佐野市の工場でロシアケーキを始めとした焼き菓子を製造・販売している。ロシアケーキは2度焼きしたクッキーにジャムやチョコレートなどで仕上げた華やかなお菓子で、60年以上続く同社のロングセラー商品である。2019年10月に台風19号による浸水被害受け、約13ヶ月間操業停止に追い込まれたが2020年11月に佐野新工場を竣工、見事に再建を果たした。
所在地:東京都渋谷区笹塚3-43-11
URL:https://www.nakayamaseika.co.jp/ja/
掲載号:マスダックニュース 2021年2月号
オーブンライン
2020年11月の佐野新工場の竣工に合わせてオーブンラインを2本更新。長いラインを使いやすくレイアウトしている。日持ち180日のロングライフ商品であるロシアケーキやタルトをはじめとしたさまざまな焼き菓子を生産している。
ロシアケーキライン
ロシアケーキラインには2台のオーブンが組み込まれている。看板商品の「ロシアケーキ」は生地や形が異なる6種類。日によって切り替えながら生産している。
今回の更新で列数を増やし、生産能力は以前の約1.2倍となった。また、焼成後の中味充填機を新しくすることで充填精度が格段に上がったとのこと。
「ロシアケーキ(リッチビター)」生産の様子
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第1オーブン入口の様子。土台のクッキーを焼き上げる
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焼いたクッキーに生地を絞り、第2オーブンで2度焼きする
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焼き上がりの様子
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チョコレートを絞り、包装工程へ
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「リーフクッキー(オレンジハニー)」生産の様子。 ロシアケーキラインでは、第2オーブンでさまざまなクッキーも生産している
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バンドオーブン:スチールベルトに直接生地を絞って焼成するので効率の良い連続生産が可能
タルトライン
タルトラインでは大きさの異なるタルトを生産。更新にあたり製品の取り出しを自動化し、天板の返送装置と洗浄装置も追加した。
「天板が重く作業負担が大きいことが課題だったが、自動化することで解消した。ラインにつく人数も2/3程に減らすことができた」と、省人化への効果も実感されていた。
タルト生産の様子
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シュクレ生地充填、成型、ジャム充填、中味生地充填までおこないオーブンへ
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オーブン入口の様子。 幅の広いオーブンで効率よく焼き上げる
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製品取り出しの様子
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天板は自動で返送・洗浄される
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包装工程へ
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キャタピラオーブン:型や天板を載せて焼成するキャタピラ式は兼用生産に適している
関連情報
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